特任准教授
木内俊克|Toshikatsu Kiuchi
東京大学工学部建築学科在学中、2000~2003年ワークショップMINOを共同主宰。同大学院建築学専攻修士課程を修了後、Diller Scofidio + Renfro (2005-2007, New York)、R&Sie(n) Architects (2007-2011, Paris)での勤務を経て、2011年9月に同事務所を退社、日本へ帰国。
R&Sie(n) Architectsでは、デジタルデザインツールによる形態生成やファブリケーションの可能性を追求。2011年、砂山太一と共同で立ち上げたコラボレーションkwwekでは、プログラミング技術を核とした ワークショップ/リサーチプロジェクトを展開した。
2012年より木内俊克建築計画事務所(現・木内建築計画事務所)を設立、インスタレーション・舞台美術・建築から、パブリックスペース・都市計画に至るまで領域横断的なデザインの実践を行う傍ら、2011~2020年には東京大学建築学専攻Advanced Design Studiesにてデジタル・ファブリケーションからデータ解析と都市介入を相互連携させたまちづくりまで、建築・都市における情報学的領域の教育/研究活動に従事。
2022年、京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構にて特任准教授に着任、引き続き建築・都市と情報を媒介する研究の取り組みを加速させている。
また2021年12月より砂山太一と共同で株式会社砂木を立ち上げ、建築設計/デザイン業務は砂木にて展開、木内建築計画事務所はよりアート作品や舞台美術、それらにかかわる執筆など、実験的な取り組みに特化した個人事務所として展開している。
代表作に都市の残余空間をパブリックスペース化した『オブジェクトディスコ』(2016)など。第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示参加。
1期生
西村穏 |Yasuki Nishimura

石川県出身。
長野県に住んでいます。
自分でツールをつくることが好きです。
近藤誠之介 |Seinosuke Kondo

京都府出身。2025年度修了生。
2期生
中原稜将 |Ryosuke Nakahara

奈良県出身。
水谷泰平 |Taihei Mizutani

神奈川県出身。
木工技術への関心から、自ら家具や什器の製作に取り組んできた経験を背景に、手仕事とデジタル技術との関係性を研究テーマとしている。特に、建築を取り巻くモノづくりにおいて既存のストックや伝統的技術を前にしたとき、手仕事が与える情報は人々の価値認識に大きな影響を与える。その手仕事的価値を引き出し最適化するツールとして、デジタル技術をどのようにあてがい、関与させることができるか、協働ロボットアームをはじめとしたファブリケーション設備を用いて探求している。
3期生
梅下颯真 |Soma Umeshita

京都府出身。
ロングスリーパー。
卒業設計では死というものと人はどう接していくべきなのか、自分の考えを建築を用いて表現した。
大学院では建築とデジタルやAI技術との複合、ことばと建築の関係性など、建築とさまざまなものとのかかわりを考え、建築という媒体が社会や人にとってどのようなものになりうるのかを模索している。
梅田航輝 |Koki Umeda

新潟県出身。
半径5kmくらいの都市内アウトドア人間。
今生きている生活環境の魅力を十分に表現できないもどかしさを抱えながら、いろいろな記録手法と建築的実践によってその読み取りを共有するきっかけを作れないかと画策しています。
矢野絢子 |Ayako Yano
大阪府出身。
50㎞くらいはチャリ圏内と思っているアウトドア人間。
学部では長坂研究室に所属し、卒業設計は都市インフラと生活景の再編というテーマに向き合った。都市部と地方を行き来しながら建築を考える中で、都市と地方の関係性や地域らしさが空間にどう現れるかに関心を持つようになる。修士では、都市の動的変化に注目し、デジタル技術を活用した分析と設計を行き来しながら、地域の風景をどのように読み替えるかを探究する。